ウェブサイトをリニューアルしました

弊所では開業当初からウェブサイトのテーマを購入し、そこにアレンジを加えることでサイトを構築しています。前のテーマを5年間使用していたようです。かなり良いテーマだったのですが、フォントがちょっと小さいな、とか、ここにこういうコンテンツを掲載できればいいな等、少しずつ思うところが出てきました。そこで思い切ってテーマを入れ替えることにしました。

以前はアプリを使用して仮想環境でウェブサイトを構築し、完成した後に入れ替えるという作業を行っていましたが、いつでもアップロードできるという怠け心がはたらいて入れ替えに時間が掛かってしまいました。その反省から、今回はバックアップを取った上で実際の環境下で入れ替えることにしました。最初の1~2時間は5年ぶりの作業でアタフタしてしまいましたが、なんとか作業をすすめてその日のうちに形にすることができました。以前のテーマよりも知りたい情報にすぐにたどり着けるようになっているのではないかと思います。

 

 

無事これ名馬

仕事でも株式相場でも、一時的に上手くいって他人が羨むほどの大金を手にする人がいます。しかし、長い目で見ると大きな損失を抱えたり、精神を病んだりして一時停止を余儀なくされる人も少なからずいます。そう考えると、大成功もないが、コツコツと最後まで走りぬいた人が充実した人生を送っているのではないのか、と改めてそう思いました。

コツコツと少しずつをテーマに頑張ります。

 

海外代理人の能力と費用は比例しない?

最初にことわりをいれておきます。あくまで私の所感です。

おかげさまで弊所は今年で設立10年目を迎えました。クライアントのおかげで世界各国に外国出願をするという体験ができました。ここで感じたのが、表題の「海外代理人の能力と費用は比例しない」ということです。

日本の特許事務所は手続き毎に費用を固定しているところがほとんどです。これに対し、海外の代理人はタイムチャージで費用を請求するところが多くあります。理想は、能力の高い海外代理人は短時間で仕事ができるため、タイムチャージは高いが請求時間が短いということになります。逆に能力の低い海外代理人は短時間で仕事が終わらず、タイムチャージは低いが請求時間が長くなるはずです。また、仕事の質も悪いということになります。

しかし、中には能力が低いにもかかわらず請求額は高い、正規の手続きとは別に謎の費用を諸経費としてねじ込んでくるという困った代理人がいます。もらう応答案も今イチで、私が再検討する必要があるため、私のタイムチャージも増してしまいます。もちろん顧客のためにもなりませんので、早急に新たな海外代理人を確保して入れ替えるという手続きを行います。

今までの経験上、安くて良い仕事をしてくれる海外代理人に共通する特徴は、「首都から離れた場所に事務所を構えている」、「規模はあまり大きくない」、「日本人がいない」があります(私個人の所感で、勿論例外もあります)。

最後の「日本人がいない」はあまり関係ないのかなとも思いますが、日本人がいる外国の特許事務所は、多くの場合規模が大きく、費用が高くなる傾向にあります。「規模があまり大きくない」のは、1人の特許弁護士が1つの会社の案件を引き受けることが多くなるため、関連特許を出願した場合に内容を理解してくれやすく、それだけタイムチャージが少なくなることが考えられます。「首都から離れた場所に事務所を構えている」のは恐らくオフィスの費用が抑えられ、価格を下げることができるのだと思います。

 

 

 

 

研修ラッシュ

最近あまり研修に力を入れていませんでしたが、面白そうな研修が3月に立て続けにありますので参加することにしました。参加するか否かのポイントは、「今役立つかどうか」です。今のところ来月受ける予定の研修は以下の4つです。

(1)氏名を含む商標の取り扱いについて

(2)知財に関する警告を巡る攻防

(3)税関における模倣品の取り締まり

(4)先使用権に関するもの

いずれも現在の実務に絡むものばかりです。いつか役に立つかもしれないという研修は受けてもすぐに忘れてしまいますが、今まさに対応しているものの場合は、顧客のために少しでもプラスアルファになる点はないか、という意識で研修を受けるので頭に入ること間違いなしです。

 

 

あけましておめでとうございます。

遅ればせながらあけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくおねがいします。2023年の弊所の目標は初心に返る。です。開業当初のフレッシュな気持ちに戻って業務に邁進して参ります。