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「ウイダーインゼリー」の名称変更に思う

「ウイダーインゼリー」の名前で森永製菓が製造販売していた栄養補助食品ですが、いつのまにか「ウイダー」が消えていました。「inゼリー」の名前で販売されています。ウイダーを外した理由は、新たに開発した栄養補助食品が森永製菓独自開発の商品であるため、提携しているウイダー社の冠名を外したとのことです。

 私も最近購入したことがありますが、その事実に気がつきませんでした。なぜかを考えると、「in」という文字が大きく表示され、その右側に「10秒チャージ」という文字があるため、頭の中で「いつもの製品だ」と認識して購入していたということに気づきました。森永製菓は、他の商品と見分ける力がある言葉「10秒チャージ」を商標登録し(登録第5750024号)、ブランド化を図っています。

 提携解消の他の例として山﨑製パン社があります。山﨑製パン社は、子会社のヤマザキ・ナビスコが締結している米モンデリーズ・インターナショナルとの製造・販売のライセンス契約を2016年の8月末で解消しました。これにより、「オレオ」や「リッツ」という商品名を使用できなくなりました。

 山﨑製パン社は、新たな商品名を使ってのスタートとなりました。その際、大きくパッケージも変えてしまいました。変更当初は既存商品に比べどうしても周知性に欠けるため、営業利益が落ちたようです(3割程度)。1から周知を図ることは中々大変です。もし商品名以外にもインパクトのある言葉をパッケージに付して売っていれば、新たな商品名を使用したり、パッケージを変えたりしても「いつもの製品だ」と需用者に認識させることができ、ここまでの痛手は無かったかもしれません。

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