本の紹介

実践図解パーフェクトMOTの紹介

こんばんは。八王子市で頑張る弁理士の井上です。

知的財産のコンサルタントについての資料を読みふけっていると、よく引用文献として取り上げられている本があります。今回、その本を購入してみました。実践図解パーフェクトMOT(出川通著)です。
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MOTは、Management of Technologyの略で、日本語では技術経営と翻訳されることが多いようです。技術経営とはなんぞやとの記載が本書43ページにありましたので一部を引用します。
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これまでの技術体系は基本的に「モノ造り」としてどのように(安く品質のよい)製品を作るかというものでありました。言葉をかえるとプロセス型のイノベージョンの時代であったといえます。今後は、何(どのような製品)をいつまでに商品化・事業化するかという「もの創り」すなわちプロダクト・イノベージョンの時代に変化しつつあるといえます。
実はこのような付加価値におけるパラダイムシフトにうまく対応する方法論がMOT(技術経営)となっています。いわゆるプロダクト・イノベージョンの方法論≒MOTを経営者も技術者も理解して「顧客価値」を見いだす実践方法までわかったマネジメントが出来ないと利益が出なくなりました。
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ということで、経営者や技術者等、ものづくりの企業に勤めている方にとっては読んで損はない本と言えそうです。

経営者も技術者もMOTを理解する必要があるのならば、その経営者や技術者に対し知的財産に関するコンサルタントをする弁理士は当然MOTを理解しておかなければならないと思います。技術で生き残りを図る企業のお役にたてるよう今日も精進します。

アクティブ特許商標事務所
弁理士 井上真一郎