石の上にも

私がメーカーから転職して特許事務所に入所したのが2002年 最初はどのようにして特許明細書を記載すれば分からず、ずいぶん怒られたものです。そこから20年以上経って、少しずつスキルを積み重ねてきた成果を実感できるようになりつつあります。

石の上にも3年という言葉がありますが、私の場合は石の上にも20年と言ったところでしょうか。「若いときの苦労は買ってでもしろ」「迷ったらキツい方の道を選べ」私が20代後半から30代前半に心に留めていた言葉です。

50歳を前にしてこれからさらに飛躍するために何をすればよいのか。真剣に考えるときがきていると感じます。

最初に断る

一時減っていたのですが、最近また営業電話がよくかかってくるようになりました。

全くの他人が自分に良い話を持ってくることはあり得ないというスタンスでやっておりますので、紹介、報酬等をちらつかされても全く心が動くことはなく断ることができます。

人間対人間なので失礼にならないように最低限気をつけながら簡潔に断りを入れます。多くの場合、そこで粘られるのですが、そこは相手側がマナー違反になりますので、失礼しますと言いながら受話器を置きます。

朝一でこのような電話がかかってきましたので突発的に投稿してしまいました。

 

アクティブ特許商標事務所は丸11年を迎えました

アクティブ特許商標事務所は今月の11日で丸11年を迎えました。細々とやり続けることができています。あまり忙しくしすぎないことが長くやることのコツかなと思います。しかし変化がないのは衰退に繋がりますので、忙しくし過ぎず、かつ、新しいことを少しずつ始めています。今後ともよろしくお願いします。

明細書は明確に

常日頃からこころがけていますが、自分の文章を他人に理解して貰うことの難しさを痛感しています。心がける点としては

・係り受けを分かりやすくするために1文を短くする。

・主語を明確にする(受動態ではなく能動態で記載する)

小説や論説などの文章と特許明細書の文章の違いの1つは、一文の短さにあると思います。翻訳を意識し、あえて一文を短くします。一文が短くなると読みやすさは若干犠牲になりますが、それよりも文章の内容を明確にすることを優先するイメージです。具体的には一文が3行以上になるとよろしくないようです。

スタートアップ企業とベンチャー企業は似ているようで違う?

日本では今までベンチャー(企業)という言葉はよく使われていませんでしたが、スタートアップ(企業)という言葉はあまり耳にしないという方もいらっしゃったのではないでしょうか。私もあまり意識していませんでしたが、米国では「大企業がスタートアップ企業を○○ドルで買収」というニュースをよく聞いていた気がします。

改めて違いを調べてみたところ、興味深いウェブサイトが見つかりました。

https://comemo.nikkei.com/n/n1f3f67104650

こちらの記事によりますと、スタートアップは、「急成長するものとして設計されている会社」と定義されているようです。確かにスタートアップ企業の代表は、売却目的で企業をある程度成長させて大企業に売却し、その資金で次のスタートアップ企業を立ち上げるという方も多い気がします。売却対象には知的財産も含まれますので、スタートアップ企業と知財はとても相性が良いと思われます。