雑記
知財と健康
こんばんは。八王子で頑張る弁理士の井上です。
ふと知財と健康、実は似ている点が結構あるぞと思いましたので紹介します。
特許権等の取得と健康診断、どちらも義務ではありません。
健康診断を受けると、健康かどうかが分かります。特許権や、意匠権を取得しようとすると、その課程で自己の製品を安全に使ってよいかどうかが分かります。
健康診断の結果、良くない箇所が分かると、治療をして体を万全にします。権利取得の課程で他社が似たような権利を取得していれば、これらの権利を回避し、侵害しないようにして自己の製品が安全に使えるようにします。
健康診断をしなかった場合、なんだか体調が悪いなと思って病院に行くと思わぬ病気が見つかる場合があります。程度が進行していると、予想以上の長期入院というケースもあるかもしれません。
特許権等を取得せずに製品を製造等していた場合、警告を受ける場合があります。相手の権利に合致する製品を製造等していると、製造の中止や、設計変更等、予想以上の手間がかかるケースもあるかもしれません。
両者に共通して言えることは、予め支払うコスト(時間やお金)よりも、後で支払うコストの方が圧倒的に高いということです。
今日は、電車で移動中にこんなことをぼんやり考えながら打ち合わせに臨みました。
アクティブ特許商標事務所
弁理士 井上真一郎