所感

特許料金設定に悩む

アクティブ特許商標事務所の特許料金(特許出願に関する費用)のうち、出願時の基本料金は、\220,000です。一見他の特許事務所よりも高く思えるかもしれませんが、弊所の基本料金は請求項5項と明細書3ページを含んでいます。弊所の基本料金から請求項5項、明細書3枚を引くと、\220,000-\50,000-\24,000=\146,000となります。この金額が、他の特許事務所が謳っている基本料金と同じになります。この金額を他所と比べていただければ、他所よりも高くないと実感されると思います。

では、何故弊所の基本料金は請求項5項と明細書3ページを含んでいるのでしょうか?これは、最小限の明細書を作成したとしてもこれくらいの請求項の数と明細書の枚数になる(これ以上減ることは考えられない)と思い設定したものです。車に例えると、基本グレードとお得グレードの違いになります。お得グレードは、この装備は必要だろうと思うもの(カーナビや、オートエアコン、アルミホイール等)が最初から付けられており、基本グレードに別個にオプションを付けていった結果の金額よりも安いのとなっています。弊所の料金設定の考え方もこれと同じです。

但し、このような料金設定方法は、他の事務所と比較されたときに誤解を生み、弊所の基本料金が高いと勘違いされる可能性があるという欠点もあります。特許事務所を選択するときには、費用は大きなウェイトを占めるというお客様もいらっしゃるかと思います。このことを考えると、今の料金表示で本当によいのか悩むところです。

アクティブ特許商標事務所 弁理士 井上真一郎