所感

中小企業は景気回復の恩恵を受けているのか

アクティブ特許商標事務所のコンセプトは、「中小企業が輝くために知財で何ができるのか。アクティブ特許商標事務所は真剣に考えます」です。

開業当初から顧客のターゲットを中小企業に設定し、大企業には目もくれず、頑張ってきました。そんな中、ふと頭に浮かんだのが上記フレーズです。早速ウェブサイトのトップページに記載しました。

景気が良くなってくるとまず大企業、大都市が恩恵を受け、その後、中小企業、地方に広がっていくのが通常のパターンです。

以前勤務していた特許事務所は、クライアントの多くが東証一部上場企業であり、正直に言うと、リーマンショック、東日本大震災のときも、中小企業に比べると売り上げは落ちませんでした。

しかし、独立後に中小企業の経営者の方と話していると、やはり、リーマンショック、東日本大震災の影響は大きかった(特に後者は、非常に心を痛めるという点においても大きなショックを受けた)というお話が数多く聞かれました。ある意味私は世間知らずでした。

それが今年に入り、昨年の今とは全く仕事量が違う。という声が多く聞かれるようになってきました。

最近の株価の乱調や、4月から消費税が上がりどうなるかは分かりませんが、とりあえず、少しずつですが中小企業もアベノミクスの恩恵を受けているのかもしれません。そう言う意味で、少しだけほっとしています。後は、業績が回復してきたところで、資金を知財等、会社を強くするための施策に回せる中小企業がどれだけあるのか、に着目したいと思います。

アクティブ特許商標事務所 弁理士 井上真一郎